しし座流星雨リベンジ
2001年日本で大流星雨となったしし座流星雨だが、当日が修学旅行の引率で遠征できず、
学校で生徒と徹夜で見て、その足で東京駅集合であった。
そういうわけで、あの大流星雨を空の暗い場所で見ていないのだ。松戸の夜空でもそこそこ流れたが比べるに当たらない。
アッシャー博士は2002年アメリカでも大流星雨が見られると予想してくれたため、
満月の悪条件だったが、しし座流星雨アリゾナツアーに参加した。

松高屋上でシシ群流星雨
2001年11月19日。最微等が4等くらいの松戸の夜空では流れても流星雨とまでは行かなかった。
機上からのアリゾナ砂漠
ロスアンゼルスからアリゾナ州PHENIXへ移動。荒涼とした草木のない砂漠風景
バリンジャー隕石孔
約5万年前に直径50mほどの隕石が落下し、直径1.5km深さ170mの孔を作ったのだ。周辺からは約30トンもの隕石が発見されたが、衝突の衝撃でダイアモンドもできたそうです。
アポロ宇宙船
アポロの飛行士がこの隕石孔の近くで、月着陸に向けた訓練をしたことを記念して、ここに展示してあります。
ローエル天文台
1930年ローエル天文台のトンボーは、今話題の冥王星をここで発見した。
グランドキャニオン
ツアーは午後に到着し、日没を見て、近くのホテルに泊まり、朝早く起きだし、日の出の赤い太陽がキャニオンを照らす光景を目撃した。とても幻想的できれいだったが、11月下旬なので、とても寒かった。
夕方のモニュメントバレー
ここが、しし座流星雨の観測場所である。夕日がバレーの岩々を赤く照らす様は見事である。光害の全くない、ここでの観測だが、満月の光が星空を消してしまうのは残念である。
昼間のモニュメントバレー
キャニオンのような地形が浸食され、堅い部分が岩となって残っているのだ。
シシ群流星(1996年11月16日)
カメラの前に回転シャッターを装着し、流星が流れると点状に軌跡が写る。1切断が1/33秒なので、継続時間が1秒くらいと計算できる。他地点との同定ができれば大気突入速度が求まる。
流星痕(1998年11月18日)
比較的粒子の大きな流星は流星痕が発生する。痕は上空の風により移動するので、高層大気(50から100km)の状態が解明される。
流星スペクトル(1996年11月18日)
カメラの前に分光プリズムをセットして流星を撮ると分光される。これにより、流星物質が何でできているか調べることができる。
流星スペクトル
大流星の流星スペクトルで、いろいろな輝線が見られる。鉄やカルシウム線など
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