金星日面通過
前回の2004年6月8日以来8年ぶりの現象である。
全国的に天気がよいものの、関東地方は南を台風3号が通過中で、予報は雨か曇りでした。
7時10分第1接触、13時47分第4接触終了までの長い時間なので、天候の回復に期待しました。
気持ちが通じたのか、12時過ぎから、雲が切れ始め、雲を通して、太陽面に黒い丸い金星が見え始めました。
次回は105年後、2117年12月11日です。世界に生きている人々にとって、おそらく人生最後の観望チャンスです。

日面通過の経過(2012年6月6日)
第1接触は7時10分、第2接触は7時28分、第3接触は13時29分、終了の第4接触は1347分と長い時間見られる。画像はwww.planetarium.konicaminolta.jp/より抜粋。
水星日食経過(2006年11月9日)
松高で観測した水星の日面通過だ。今回の金星と比べると、かなり小さいことがわかる。
観測機材(300×3望遠レンズ)
CanonEOSに300mm望遠レンズ、それに3×テレプラスで900mmの望遠レンズにして、NDフィルターを装着しての撮影。
人工衛星ひのでの撮影
太陽観測衛星ひのでの画像が公開されている。金星の大気が薄く写っており、今ではブラックドロップは大気の乱れや撮影カメラによることがわかったのも懐かしい。
15cm望遠鏡の投影像
太陽黒点観測の投影版に投影した画像。黒い金星がはっきりわかる。
ソーラースコープの画像
プロミネンスと一緒に撮影。11時方向にプロミネンスが移っている。右上の黒いのが金星である。
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